麻酔科学教室について

生体肝移植ドナーにおける術後鎮痛法の評価

研究期間

承認の日から平成30年3月31日まで

研究の目的・方法

 生体肝移植ドナーではレシピエントの体格により必要となる肝切除量が各々異なります。肝臓は薬の分解・代謝を行う場所であり、術後の鎮痛薬を安全に使用するために、鎮痛薬の持続静注に際してPCAポンプを使用しています。このPCAポンプは過量投与を防ぐよう鎮痛薬の投与設定した上で、患者様本人によって鎮痛薬の追加ができるボタンを有する医療機器です。熊本大学では2009年以降に生体肝移植ドナーの術後疼痛をより減らすため、持続硬膜外麻酔と鎮痛薬の持続静注の併用を開始しました。現行の術後鎮痛法において術後経過を評価することは、今後の生体肝移植ドナーにおける麻酔医療の質の向上に大きな貢献をすることができると考えています。
 対象患者様の背景因子(年齢、性別、身長、体重、生体肝移植レシピエントとの関係、予想される残肝率など)、実施した術式、手術時間、麻酔法、麻酔時間、麻酔薬使用量、輸液量、輸血量、術後鎮痛設定量、術後経過(痛みの程度、吐き気、嘔吐、追加鎮痛薬、制吐剤、歩行開始時期、飲水開始時期などの体の回復状態など)、血液検査(術前から術後にかけて計測される肝機能検査、凝固能検査、ヘモグロビン値、血小板数など)等のカルテおよび麻酔記録による後方視的な解析です。

研究対象となる方

 2009年以降に当院で生体肝移植ドナーとして肝切除術を受けられた患者様が本研究の対象となっている可能性があります。

研究に利用する試料・情報

 麻酔管理システム・病院情報システムに保存されている情報を使用します。解析には、収集されたデータを匿名化して使用します。

研究機関の名称並びに研究機関の長及び研究責任者の氏名

研究機関名称:熊本大学大学院生命科学研究部
研究機関の長:安東 由喜雄
研究責任者:山本 達郎 麻酔科学 教授
共同研究機関:なし

研究に関する資料の入手・閲覧について

 ご要望があれば、患者様とそのご家族が読まれる場合に限り、知的財産の保護などに支障がない範囲において、この研究の計画書をご覧いただけます。下記担当者までご連絡ください。

個人情報の取扱いについて

1.個人情報は研究のために特定した目的、項目に限り適正に取得、利用します。
2.取得した情報は、個人情報を匿名化してから解析を行い、論文や学会発表として公表されます。
3.取得した情報は万全な安全管理対策を講じ、適切に保護し慎重に扱います。
4.個人が特定できる情報が熊本大学から外部に出ることはありません。
5.本研究で取得している情報に関して、開示、訂正、削除、あるいは第三者への開示、提供の停止を希望される方は、担当医師までご相談ください。
6.一般的な質問や苦情がある方は、下記の対応窓口までご連絡ください。

利益相反について

 本研究は、校費を用いて行う予定です。本研究に携わる全研究者によって費用を公正に使った研究が行われ、本研究の公正さに影響を及ぼすような利害関係はありません。本研究における利益相反に関する状況は、熊本大学大学院生命科学研究部の臨床研究利益相反審査委員会の審査を経て、熊本大学大学院生命科学研究部長へ報告しています。

お断りのお申し出について

 この研究に、ご自身のデータを使用してほしくないと思われる場合は、その旨下記の対応窓口までお申し出ください。それまでに収集されたデータを一切使わないようにすることができます。その場合でも、通常の診療などで不利益を受けることは全くありません。上記の調査期間中であれば、いつでもお断りいただけます。

お問合せ・ご相談への対応窓口

熊本大学医学部附属病院麻酔科
担当者:束野 友里
連絡先:〒860-8556 熊本市中央区本荘1-1-1
電話:096-373-5275(麻酔科医局)

麻酔科学教室について

熊本大学医学部附属病院麻酔科

〒860-8556
熊本県熊本市中央区本荘1-1-1
麻酔科医局
TEL:096-373-5275
FAX:096-363-9697

ページトップへ