麻酔科学教室について

胸腔鏡補助下呼吸器外科手術の術後痛管理法の検討

研究期間

承認の日から平成30年3月31日

研究の目的・方法

 呼吸器外科による開胸手術は創部が大きく、術後痛が強いことが知られています。このため十分な鎮痛効果が得られる硬膜外鎮痛法が選択されることが多いです。しかしながら、最近は脳梗塞、心筋梗塞などに対して抗凝固療法を受けている患者数が急速に多くなってきています。抗凝固療法を行っている患者では、カテーテル挿入に伴い出血を起こし、神経麻痺などの合併症を起こすことが懸念されています。このため硬膜外カテーテル挿入が難しいことも少なくなく、術後痛管理に難渋することも少なくありません。
 最近、胸腔鏡補助下で開胸手術が行われることが多くなってきています。このため手術創が小さくなってきています。このため鎮痛法として硬膜外鎮痛法を行わなくても良好な鎮痛が得られる可能性があると考えています。当院では、最近手術創部の神経へ局所麻酔薬を用いた神経ブロックによる鎮痛も行っています。しかしながら、硬膜外鎮痛と比較して十分な鎮痛が得られているか検討されていません。
 今回の研究では、当院で行われた胸腔鏡補助下の呼吸器外科手術後の術後痛に対する硬膜外鎮痛法と肋間神経の神経ブロックによる鎮痛効果の有用性・安全性を比較検討していきます。今回の研究にて、胸腔鏡補助下の呼吸器外科手術後の術後痛治療法の確立に向けて、有用な情報となることが期待されます。

研究対象となる方

平成29~30年度に熊本大学医学部附属病院中央手術部で胸腔鏡補助下の呼吸器外科手術を受け、麻酔管理システムに情報が残っている患者様(おおよそ400名)です。

研究に利用する試料・情報

麻酔管理システム・病院情報システムに保存されている情報を使用します。解析には、収集されたデータを匿名化して使用します。

研究機関の名称並びに研究機関の長及び研究責任者の氏名

研究機関名称:熊本大学大学院生命科学研究部
研究機関の長:安東 由喜雄
研究責任者:山本 達郎 麻酔科学 教授
共同研究機関:なし

研究に関する資料の入手・閲覧について

ご要望があれば、患者様とそのご家族が読まれる場合に限り、知的財産の保護などに支障がない範囲において、この研究の計画書をご覧いただけます。下記担当者までご連絡ください。

個人情報の取扱いについて

1.個人情報は研究のために特定した目的、項目に限り適正に取得、利用します。
2.取得した情報は、個人情報を匿名化してから解析を行い、論文や学会発表として公表されます。
3.取得した情報は万全な安全管理対策を講じ、適切に保護し慎重に扱います。
4.個人が特定できる情報が熊本大学から外部に出ることはありません。
5.本研究で取得している情報に関して、開示、訂正、削除、あるいは第三者への開示、提供の停止を希望される方は、担当医師までご相談ください。
6.一般的な質問や苦情がある方は、下記の対応窓口までご連絡ください。

利益相反について

本研究は、校費を用いて行う予定です。本研究に携わる全研究者によって費用を公正に使った研究が行われ、本研究の公正さに影響を及ぼすような利害関係はありません。本研究における利益相反に関する状況は、熊本大学大学院生命科学研究部の臨床研究利益相反審査委員会の審査を経て、熊本大学大学院生命科学研究部長へ報告しています。

お断りのお申し出について

この研究に、ご自身のデータを使用してほしくないと思われる場合は、その旨下記の対応窓口までお申し出ください。それまでに収集されたデータを一切使わないようにすることができます。その場合でも、通常の診療などで不利益を受けることは全くありません。上記の調査期間中であれば、いつでもお断りいただけます。

お問合せ・ご相談への対応窓口

熊本大学医学部附属病院中央手術部
担当者:山本達郎、杉田道子、生田義浩
連絡先:〒860-8556 熊本市中央区本荘1-1-1
電話:096-373-7125  中央手術部受付

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TEL:096-373-5275
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