九州麻酔学会第63回大会 報告(9月13日 土曜日, 熊本開催)
このたび、九州麻酔学会第63回大会を熊本市市民会館 シアーズホーム夢ホールにて開催いたしました。
当日は、九州各地より367名の皆様にご参加いただき、特別講演・招請講演・共催セミナー・一般演題のいずれにおいても活発な議論が交わされ、たいへん活気あふれる学会となりました。ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
本大会は「最前線」をキーワードとしてプログラムを構成いたしました。
特別講演では、東京大学消化管外科の馬場祥史教授をお迎えし、食道がん診療の国内外における最前線についてご講演いただきました。治療のみならず、教育・研究に関する示唆にも富み、麻酔科領域にも通じる内容で大きな学びとなりました。
もう一つの特別講演では、熊本大学大学院生命科学研究部細胞病理学講座の菰原義弘教授より、病理学の最前線として「がん免疫におけるマクロファージの振る舞い」についてご講演いただきました。麻酔科の枠を超え、新たな医学的知識を得る貴重な機会となりました。
さらに招請講演では、心臓血管麻酔・集中治療・緩和医療といった領域の第一線でご活躍の九州の先生方にご登壇いただき、それぞれの分野における最新のトピックスをご紹介いただきました。
また、熊本大学病院からは新入医局員全員が発表を行いました。十分な事前準備の成果もあり、いずれも質の高い発表で、議論も大変充実したものとなりました。今後はこれらの成果を学術論文として発信していければと考えております。
改めまして、本学会にご参加いただいた皆様、そして運営にご協力いただきました関係各位に心より感謝申し上げます。
会長 平田直之
熊本大学大学院生命科学研究部麻酔科学分野











