熊本大学病院緩和ケアセンター開設10周年特別講演会（2月22日）

2月22日（土）熊本大学病院緩和ケアセンター開設10周年特別講演会が行われました。林田先生が市民公開講座で講演され, 緩和ケアセンター長の吉武教授が特別講演を行いました。

市民公開講座として行われた第一部では, 約200席が満席となる盛況で, 市民の皆様の緩和ケアに対する関心の高さを実感することができました。

医療関係者向けに行われた後半は, 「緩和ケアを高齢者ケアに広げよう」というタイトルでシンポジウムが行われました。世界に類をみない超高齢化社会を迎えた日本で, 在宅における高齢者ケアへの取り組みが進んでいます。シンポジウムでは, 熊本市南区で行われている地域連携での取り組みについてご紹介がありました。

特別講演では, 慈恵病院 蓮田先生より「新しい命を慈しみ守る〜刑事裁判, 赤ちゃんポスト, 内密出産」というタイトルで, ご講演いただきました。社会的に大きな影響を与え, 多くの命を救ってこられた蓮田先生の経験に基づくお話を直接お聞きでき, 大変感動的なご講演でした。

最後に吉武教授より「いのちに携わる人々とのご縁に恵まれて　～緩和ケアセンター設立10周年の感謝と
歩み～」と題して, これまでの緩和ケアセンターの取り組みと現状, 今後の展望についてご講演いただきました。吉武教授は, 麻酔科, 集中治療でのキャリアを経て現在は緩和ケアに専従されており, 麻酔科が緩和ケアのサブスペシャリティ領域であることを改めて実感させていただきました。

ご参加いただいた皆様有難うございました！